2013年8月16日金曜日

【GPUベンチ②】GeForce GTX570 & Radeon HD6750 & Radeon HD6770 ベンチマーク結果

前回、
と称してGeForce 9600GTの購入ついでにベンチをした。

今回は、押し入れにご隠居中のRadeon HD6750 & Radeon HD6770たちと、現役のGeForce GTX570の性能差を知り、暑い猛暑を切り抜ける納涼dGPU(ディスクリートGPU)を考えていきます(※GTX570は80℃超えのあっちっち砂漠なのです)。




§1. ベンチマークの目的                                         

このくそ暑い夏を涼しく乗り切るには、PCからの排熱を削減するのが有効だ。
GeForce GTX570で艦これ、美少女ゲーム()、Twitterをやるには高性能すぎる…
シムシティを始めればなんという熱風だろう。
私はこの夏、Radeon HD6770という切り札を掲げるのだ…




§2. ベンチマーク方法                                          

今回は、以下に示した5つのベンチマークソフトを用いてグラフィック性能を測った。というのも、前回のベンチから今回までに、

PHANTASY STAR ONLINE 2 キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク

の2つがリリースされていたので利用してみた。
  1. PHANTASY STAR ONLINE 2 キャラクタークリエイト体験版
  2. PHANTASY STAR ONLINE 2 キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0
  3. ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク
  4. CINEBENCH R11.5 (64 Bit) Open GL Test
  5. 3DMARK による「ICE STORM」・「CLOUD GATE」・「FIRE STRIKE」の3テスト
PSO2キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0はスコア調整が行われている感じで、スコア基準が初期バージョンとは変わったようです。




§3. ベンチマーク対象ビデオカード                                  

ベンチマークに用いたビデオカードは以下の5枚。GeForce 9600GTとGeForce GT440のデータは前回のベンチ結果を用いている。
  1. GeForce GTX 570 【ZOTAC GeForce GTX570 1280MB DDR5 (ZT-50207-10M)
  2. Radeon HD 6750 【SAPPHIRE HD6750 1G GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-I/DP
  3. Radeon HD 6770 【XFX HD-677X-ZMF3
  4. GeForce 9600GT (TDP: 59W版) 【GeForce 9600GT 512MB DDR3 D/D/VO (PN 288-2N114-000TS)
  5. GeForce GT 440 【N440GT Twin Frozr Mini 1G
XFX HD-677X-ZMF3はRadeon HD6770を搭載した1スロット仕様のグラフィックカード。GPUコアクロックは850MHz。メモリはGDDR5 1GBで、メモリクロックは4.8GHz、バス幅は128bit。電源は6ピンコネクタを必要とする標準的な仕様だが、薄型1スロットクーラーのため、M-ATXケースでも使いやすい。私がM-ATXケースをメインマシンとして使っていた時は、上記のRadeon HD6750とこのXFX HD-677X-ZMF3とでCrossfireX構成をしていた。しかし、このXFX HD-677X-ZMF3の難点はやはり冷却性能。OS立ち上げ後のアイドル時でもXFX HD-677X-ZMF3のコア温度は55℃t程度。冷却性と薄型のトレードオフであった。
今回の主役はこのXFX HD-677X-ZMF3。熱い電気喰いGTX570に取って代われるかが目の付け所である。




§4. ベンチマークマシンの構成                                       

ベンチマークを行ったマシンの構成は以下の通り。

【CPU】AMD FX-8150 @4.2GHz(OC)

【RAM】ADATA AX3U1600GC4G9-2G (DDR3 PC3-12800 4GB 2枚組)
【M/B】ASUS M5A97 EVO (ATX, AMD 970 Chipset)
【CPUクーラー】CORSAIR CWCH80
【SSD】Intel SSD 330 120GB
【HDD1】WDC WD10EARX (1TB)
【HDD2】WDC WD20EARX (2TB)
【HDD3】WDC WD30EZRX (3TB)
【DVD】LITEON製DVDドライブ
【VGA】ZOTAC GeForce GTX570 1280MB DDR5
【ケース】Corsair Carbide 400R CC9011011-WW
【PSU】サイズ 剛力短2プラグイン 600W
【サウンドカード】ASUS Xonar DG




§5. PSO2 ベンチマーク結果                                           

PSO2 キャラクタークリエイト体験版およびPSO2 キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0の結果を以下のグラフにまとめた。これらのベンチ環境としては、
  • 描画設定: 簡易設定5
  • NVIDIA® Control PanelおよびAMD Catalyst™ Control Centerにおける3D設定はデフォルトのまま
  • 解像度: 1600x900
とした。
まずはPSO2ベンチ初期バージョンの結果を図5.1に示した。


図5.1 PSO2 キャラクタークリエイト体験版 動作検証結果

PSO2ベンチではスコア1000~5000が並々な動作、スコア5000以上が快適な動作環境とされている。Radeon HD6750 とRadeon HD6770 の差があるが、両者とも並々動作にとどまっている。PSO2のプレイはRadeon HD6750でも画質設定を落としてやれば快適に動作することを確認している。私のような画質を求めるプレイヤーには向かないということだ。GeForce GTX570が発熱とともに1位であった。


図5.2 PSO2キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0 動作検証結果

PSO2ベンチ ver. 2.0 はスコア基準が変わったようで、初期バージョンでは並々評価であったRadeon HD6770が「快適動作」の称号をもらった。Radeon HD6770には一目置いてもよさそうだろうか…。私は本テストのスコア基準を理解していないので、別途検索してほしい。

PSO2で画質に妥協するならば、Radeon HD6770をGeForce GTX570の代用として使えるかもしれない。以上がPSO2ベンチ結果である。



§6. FFXIV-ARR-Bench 結果                                           

ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマークの結果を以下の図6.1、図6.2に示した。
ベンチ環境は、
  • 最高品質設定
  • NVIDIA® Control PanelおよびAMD Catalyst™ Control Centerにおける3D設定はデフォルトのまま
  • 解像度: 1600x900
  • Radeon HD6770はオーバークロック(コアクロック: 850MHz→940MHz)した結果も掲載
とした。
まず、FF XIV-ARRベンチのスコアが図6.1である。


図6.1 ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク: スコア

次の図6.2は、FF XIV-ARRベンチにおける平均フレームレートを表している。


図6.2 ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク: 平均フレームレート

こう見ると、Radeon HD6770が実用的であることが数値的に分かる。実際、ベンチマーク中もRadeon HD6750ではカクついていた場面が、Radeon HD6770では見れるくらいにはヌルヌル動いていた。ミドルクラスのグラボに超ヌルヌル動作を求めるのは酷である。HD6770のOC効果は多少あったが、わざわざリスクを冒すほどでもないと判断した。ちなみに、HD6770はコアクロックOC@950MHzぐらいでフリーズしてブラックアウトした。

HD6770はFF14(最高画質)においては動く最低ラインと私は見た。FF14では、さすがにGeForce GTX570の代用たり得るのは難しいだろうが、実際プレイしたことがないので憶測の域を出ない。



§7. CINEBENCH R11.5 (64bit) OpenGL 結果                      

CINEBENCHの64bit版におけるOpenGLテストの結果である。
ベンチ環境は、
  • NVIDIA® Control PanelおよびAMD Catalyst™ Control Centerにおける3D設定はデフォルトのまま
とした。
以下の図7.1はOpenGLテストの結果を表している。


図7.1 CINEBENCH R11.5 (64bit) におけるOpenGLテスト結果

Radeon GPUの結果を見て驚いた。HD6750とHD6770がGTX570を大きく追い越してかなり高いフレームレートを誇っている。GeForce のコントロールパネルでGTX570の力を制限する設定があったのか?AMD 970 ChipsetとGeForce GTX570との相性が悪かったか?原因は不明である。結果として示しておく。



§8. 3DMARK (2013年版) におけるベンチ結果                        

2013年最新版の「3DMARK」におけるICE STORM・CLOUD GATE・FIRE STRIKEの3つのベンチ結果である。以下の文句は前回のベンチからの再掲である。

ここで、3ベンチの概要をまとめておく。

ICE STORM」テストは、3DMARK(2013年版)の中で最も軽いテストという位置づけで、内蔵グラフィック搭載のノートPCでの実行を想定しているという。使用される3DエンジンはDirectX 11だが、DirectX 9相当に抑えられておりDirectX 9環境でも実施できるという。
CLOUD GATE」 テストは、ディスクリートGPU―すなわちモバイル用GPUを搭載したノートPCや、一般に1~2万円台のミドルレンジビデオカードを搭載したデスクトップPC向けとされている。使用される3DエンジンはDirectX 11だが、DirectX 10相当に抑えられておりDirectX 10環境でも実施できるという。
FIRE STRIKE」 テストは、3DMARK(2013年版)の中で最も高負荷なテストという位置づけである。使用される3DエンジンはDirectX 11で、当エンジンの複雑な処理を盛り込んでいるため、DirectX 11環境でしか実施できないという。
ここで1つ注意書き。GeForce 9600GTはDirectX 10までしか対応していない。よって、FIRE STRIKEテストはDirectX 11専用のため9600GTの測定は行えなかった。

ベンチ環境は、

  • NVIDIA® Control PanelおよびAMD Catalyst™ Control Centerにおける3D設定はデフォルトのまま
  • 解像度: 1600x900
とした。

まず、図8.1はICE STORMテストの結果である。


図8.1 3DMARK - ICE STORMテスト結果

ICE STORMテストでは、HD6770がGTX570に健闘している。このテストは、軽いオンラインゲームや低解像度3Dゲームでどれだけ動くかという指標だろうか。軽い3Dゲームしかやらないのなら今回のベンチは不要。HD6770を使っていればいいのである。しかし、DirectX 9相当ならHD6770も視野に入ってくるということが分かった。

次は、CLOUD GATEテスト結果を示した図8.2である。


図8.2 3DMARK - CLOUD GATEテスト結果

うーむ…。HD6770、グラフィックスコアでGTX570に倍の差をつけられる。このくらいだろうか。このテストは、一般的な3Dゲームを想定しているのだろう。これはあくまでも指標なので、実際にゲームをプレイしてみないと快適さは分からない。数値ではこのくらいと認識しておくことにする。

最後は、かの名高きFIRE STRIKEテストの結果を図8.3に示した。


図8.3 3DMARK - FIRE STRIKEテスト結果

FIRE STRIKEテストはGTX570 1枚では重い。この結果を見ても、HD6770のグラフィック性能はGTX570の半分より少し下であることが分かる。HD6770は「半分より下の性能」というのがよい指標になる。



§9. ベンチ結果まとめ                                  

ベンチ結果をExcelに打ち込んだ表をここに掲載しておきます。いわゆる生データです。クリックして拡大して見てください。

表9.1 ベンチデータまとめ



§10. 総括                                               

私はこのベンチの後、VGAをGeForce GTX570からRadeon HD6770に交換した環境でシムシティなどのゲームをプレイしてみた。CPUはクロックとも変えていない。そしたらどうだろう。HD6770ではグラフィックをかなり妥協しないとシムシティ(2013) がプレイできないことが分かった。GTX570と同じグラフィック設定ではフレームレートが低すぎてストレスがたまる。中画質設定ぐらいでは妥当にプレイができた。あまり高画質高fpsをもとめないならばミドルロークラスのHD6770もありかもしれない。しかし、一度高画質設定で遊んでしまうとなかなか…。

「Radeon HD6770はGeForce GTX570の半分と少し下の性能…」

これが今回の収穫だった。
あと、今回使ってみたこの章分けの書式いい感じ。私は気に入った。ただのアンダーバーです。



それでは今回はこの辺りで失礼します。

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