2014年3月5日水曜日

【OC記録】AMD FX-8350 オーバークロック小記録

 AMDのBlack Edition CPUでOCし始めたのがPhenom II X4 960Tの6コア化からという私ですが、FX-8150を当のオーバークロックで失って現在後任のFX-8350が頑張っております。

 今まで、FX-8150の時と同じような設定でFX-8350も軽いOCをしていたのですが、ここで更なるクロックアップのために現在のOC設定を少しまとめてみたいと思います。


§ メインマシン環境                        


【CPU】AMD FX-8350 @4.6GHz(OC)

【RAM】ADATA AX3U1600GC4G9-2G (DDR3 PC3-12800 4GB 2枚組)
【M/B】ASUS CROSSHAIR V FORMULA/THUNDERBOLT (ATX, Socket AM3+, AMD 990FX + SB950 Chipset)
【CPUクーラー】ENERMAX ELC240
【SSD】CFD CSSD-S6T128NHG5Q
【HDD1】WDC WD10EARX (1TB)
【HDD2】WDC WD20EARX (2TB)
【HDD3】WDC WD30EZRX (3TB)
【HDD4】WDC WD20EZRX (2TB)
【HDD5】WDCWD40EFRX (4TB)
【DVD】LITEON製DVDドライブ
【VGA1(SLI)】GIGABYTE GV-N570OC-13I (Rev. 2.0)
【VGA2(SLI)】ZOTAC GeForce GTX570 1280MB DDR5 (ZT-50207-10M)
【ケース】Corsair Carbide 400R CC9011011-WW
【PSU】オウルテック Xseries XM SS-1250XM
【オンボードサウンド】Creative SupremeFX X-Fi 2
【サウンドカード】ASUS THUNDERBOLT(USB)

マザーボードがASUSのUEFI BIOSで、CPU Load line Calibration(LLC)やCPU Over-Current Protection などCPU VCoreや電流制御における機能も使っていきます。



§ オーバークロック設定値                     


 それでは、OC設定値の詳細です。自分のための備忘録としても書いておきます。



CPU Bus 周波数およびクロック倍率
 現在のOC設定は 200MHz×23.0倍の4600MHzです。現段階でOCクロックを探ったところ、安定して動作するのがこのクロックまでであったためです。


CPU VCore関連
 CPU VCoreはデフォルト値1.375Vから0.050Vだけ盛り安定動作しています。OS起動後のOpenHardwareMonitorからは1.428Vを示しています。


ディジタルVRM設定
  ここでCPU電圧レギュレーター部の制御項目です。ロードラインキャリブレーション(以下LLC)はCPUフルロード時のCPU VCore低下を抑え、なおかつVCoreを少し盛ってくれる機能のようです。このLLCをRegular設定のままにした場合、OCCTのCPU負荷テストフルロード時にCPU VCoreが設定値1.428Vから1.344Vまで低下してテストエラーとなりました。


CPU機能設定関連

AMD FX-8350のCPU機能には上の図のようなものがありました。BIOSバージョンやマザーボードメーカによって異なるかもしれません。ASUSのAMD 970マザーと本マザーでは同じ項目でした。 SVM機能は使わないので無効にしています。よく言われるのが「HPC mode」と「Apm Master Mode」の有効無効ですが、HPC Modeを有効にしたところCPUのステートが

P0: 4000MHz
P4: 1400MHz
だけになるようです。AMD FX CPUの仕様と言われているCPUやVRM過熱によるダウンクロックには私も苦しみましたが、AMD 970の比較的簡素なマザーではHPC Modeを有効にしてもダウンクロック病を解決することはできませんでした。本AMD 990FXマザーでは240mmラジエータの簡易水冷クーラーを導入したこともあってか、CPU温度を60℃程度まで抑えられているためにダウンクロックは発現していません。 
 これも良く言われている「Apm Master Mode」ですが、本機能をONにするとCPUフルロード時に比較的低いCPU温度でもダウンクロックが発生しました。これではCPUの本来の処理機能を発揮しきれず、ベンチマークのスコアはおろか、エンコードの速度もダダ下がりでした。

OC条件の値を以下の表と図にまとめました。



表 FX-8350 OC条件
 項目  値 
 ベースクロック  200MHz 
 CPUクロック倍率  23倍 
 CPU動作クロック(P0ステート)  4600MHz 
 CPU VCore  1.425V (1.375 + 0.050 V) 


DIGI + VRM 設定

§ OCCT負荷テスト試験結果                  

 今まで安定して動作していた環境なので、今回新たにテストしたOCCT負荷テストは10分と短縮しました。大体CPUコア温度が飽和に達するのが8分程度であるのでこの条件で負荷試験を行いました。

OpenHardwareMonitorによるテスト開始前と開始後のVCoreおよびCPU温度が以下の図になります。「Min」の列がテスト開始前の最小値で、「Max」がテスト中の最高値を示しています。


 次の図がCPU温度の時間変動となります。



CPU温度は最高で57℃。60℃以下に抑えられていれば良好な結果と見ています。ただ、CPU:LINPACKテストでは更に温度が上昇すると思われ、これから春先から夏になるとフルロードはどうなるか…クーラーをELC240に変更してから初の夏場ですから挑んでいきましょう。

§ まとめ                        

 今回のオーバークロック設定値備忘録での重要な点は、
200NHz × 23.0倍 = 4600MHzにて、
CPU VCore: デフォルト1.375V + 0.050V
VRM設定: CPU LLCが Ultra High、CPU Over-Curent Protectionが130% 
 にて動作したという前例でしょう。備忘録として覚えておきます。
多くやり込んでる方々は更に詰めた設定で高クロックを実現なさっていますから、参考にしていければと思います。


それでは今回はこの辺りで失礼します。

2014年1月28日火曜日

【弔い】AMD FX-8150 および ASUS M5A97 EVO の玉砕

先日、2013年8月17日(土)
AMD 970 Chipsetマザーボード ASUS M5A97 EVOのVRMヒートシンクがはがれていたことによるVRM部FET過熱による事故により、当マザーASUS M5A97 EVOとAMD FX-8150がともに玉砕されたことをここに報告いたします。

…はい。マザーとCPU壊してしまいました!
いわゆるCPU OCによるマザーボード側VRMの冷却失敗です。責任は全て私にあります。はい。


当該マシンは以下の構成(2013年8月17日現在)。

【CPU】AMD FX-8150 @4.4GHz(OC)
【RAM】ADATA AX3U1600GC4G9-2G (DDR3 PC3-12800 4GB 2枚組)
【M/B】ASUS M5A97 EVO (ATX, AMD 970 Chipset)
【CPUクーラー】ENERMAX ELC240
【SSD】Intel SSD 330 120GB
【HDD1】WDC WD10EARX (1TB)
【HDD2】WDC WD20EARX (2TB)
【HDD3】WDC WD30EZRX (3TB)
【DVD】LITEON製DVDドライブ
【VGA】ZOTAC GeForce GTX570 1280MB DDR5
【ケース】Corsair Carbide 400R CC9011011-WW
【PSU】サイズ 剛力短2プラグイン 600W
【サウンドカード】ASUS Xonar DG


マザー故障が確定した時点ではCPUは生きてるものと思い、マザーだけを新調したのですが、届いたマザー↓



ASUS CROSSHAIR V FORMULA/THUNDERBOLT です。サウンドカード付と言うことで買ってしまいました。

さて、お初のASUS赤板だ!と意気込んでFX-8150をのせて電源を入れたところ…ファン!………
ファンが一瞬回っただけで止まったではありませんか…。
そこで、CPUも故障かと思い、Sempron X2 190を代替として載せたところ…ピッ!
起動したではありませんか。…これは、やはりFX-8150も一緒にお亡くなりに…

せっかくASUS CROSSHAIR V FORMULA/THUNDERBOLTを買ったのですから、AMD FX最強(当時)のFX-8350をお迎えして現在のメインマシンで活躍中でございます。

次回は、FX-8150とFX-8350のCINEBENCH R11.5 CPUベンチ結果が蓄積していますので、それをまとめたいと思います。2月中旬ごろにまた会いましょう。

それでは、今回はこの辺で。

2014年1月12日日曜日

ASUS CROSSHAIR V FORMULA/THUNDERBOLT オンボード搭載サウンドチップ「SupremeFX X-Fi 2」始動。

ASUS CROSSHAIR V FORMULA/THUNDERBOLT マザーボードのオンボード搭載サウンドチップには「SupremeFX X-Fi 2」が採用されている。

「SupremeFX X-Fi」でお気づきの方もおられると思うが、Creative製である。


先日、正月のつくもたん福袋IYH祭で買った

Creative PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio
型番:SB-R3D-PA
このサウンドカードをサブPCに挿してみた。私がメインで使っているPCはマザーが「ASUS CROSSHAIR V FORMULA/THUNDERBOLT」であり、主力サウンドはPCIEx1のASUS THUNDERBOLT Audioカードに頼っている。


CROSSHAIR V FORMULA/THUNDERBOLT
THUNDERBOLTカード出力端子(LAN/光OUT/LINE OUT/LINE IN)


THUNDERBOLTカード正面
THUNDERBOLTカードロゴ



しかし、Creative PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audioの組み込み後、本サウンドカードの機能である「Crystalizer」をONにして私の認識は変わった。重低音域と中高音域がBoostされてなんともクリアで迫力のある好みの音に変わった。この音を聞いたからにはもう ASUS THUNDERBOLT Audioカードには戻れない。

私は、そういえば「ASUS CROSSHAIR V FORMULA/THUNDERBOLT」のオンボードサウンドチップが特殊であったことを思い出して調べてみると、Creativeの「SupremeFX X-Fi 2」採用と書いてあった。しかし、ドライバ類はRealteck製で動いており、ASUSもそのように説明していた。

結論から言うと、「SupremeFX X-Fi 2」の機能を使うにはASUSのドライバCDやドライバダウンロードサイトで公開されているユーティリティ「Sound Blaster X-Fi MB 2 Utility V1.0(R11)」をインストールする必要があった。私はこれをインストールせずに今までやってきた。

少しややこしいので、手順を備忘録として書いておく。

「SupremeFX X-Fi 2」のためのドライバ・ユーティリティインストール手順                     
1.Realteckサイトから最新版のRealtek High Definition Audio Driverをインストールする。
2.インストール後指示に従い再起動。
3.ASUSドライバダウンロードサイトからユーティリティ「Sound Blaster X-Fi MB 2 Utility」の最新版をダウンロードし、インストール。
4.インストール後指示に従い再起動。
5.デスクトップに作成された「アクティベーション」を起動し、アクティベートする。
6.スタートメニュー内の「Creative→Sound Blaster X-Fi MB」から「Sound Blaster Console」を起動し、設定変更可能。
7.コンソール画面からTHXオーディオコントロールパネルを起動できる。

という手順を踏んで私もインストールしてみた。しかし、なぜか手順7のTHXオーディオコントロールパネルが起動できない。起動しようとすると「THXAudio は動作を停止しました」となって起動不能。

なぜかと思って調べていると、
「Microsoft Office IME 2010」が「THX TruStudio Pro」に対して悪さをしている
と出てきた。
そこで、標準IMEを「Microsoft IME」に変更して「THX TruStudio Pro」を起動してみるとどうだろう。無事エラーせずに起動できた。一度起動できるとTHX TruStudio Proがバックグラウンドで動いているらしく、Microsoft Office IME 2010に戻しても差し支えなかった。OS再起動後はまた「Microsoft IME」に変更して「THX TruStudio Pro」を起動してやることが必要だ。

IME変更手順を以下の図に示して置く。
まず、コントロールパネルを開き、表示方法を「大きいアイコン」に変更する。あとは以下の図の①から順に行えばよい。


さて、SupremeFX X-Fi 2搭載サウンドチップの実力であるが、Creativeの初期チップを用いているという情報もあり、前述のCreative PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio(型番:SB-R3D-PA)のサウンドカードには劣るものの、やはりTHX TruStudio Proの「Crystalizer」機能はとても良い。私の好みの音はCreativeながらSupremeFX X-Fi 2でも健在だ。やや信号処理の効果が薄い気もするが、そこはオンボードの妥協点としよう。

Sound Blaster ConsoleとTHX TruStudio Pro設定画面


設定できる項目こそ少ないですが、オンボードなら上々でしょう。Crystalizerが使えると分かってからTHUNDERBOLT Audioカードは補助役で、主力はこのSupremeFX X-Fi 2です。

ASUSの赤いマザーには搭載されているようなので、みなさまもぜひ。

最後に、メインPCの現在の構成を書いておきます。

【CPU】AMD FX-8350 @4.6GHz(OC)
【RAM】ADATA AX3U1600GC4G9-2G (DDR3 PC3-12800 4GB 2枚組)
【M/B】ASUS CROSSHAIR V FORMULA/THUNDERBOLT (ATX, Socket AM3+, AMD 990FX + SB950 Chipset)
【CPUクーラー】ENERMAX ELC240
【SSD】CFD CSSD-S6T128NHG5Q
【HDD1】WDC WD10EARX (1TB)
【HDD2】WDC WD20EARX (2TB)
【HDD3】WDC WD30EZRX (3TB)
【HDD4】WDC WD20EZRX (2TB)
【HDD5】WDCWD40EFRX (4TB)
【DVD】LITEON製DVDドライブ
【VGA】ZOTAC GeForce GTX570 1280MB DDR5 (ZT-50207-10M)
【ケース】Corsair Carbide 400R CC9011011-WW
【PSU】サイズ 剛力短2プラグイン 600W
【オンボードサウンド】Creative SupremeFX X-Fi 2
【サウンドカード】ASUS THUNDERBOLT(USB)

今日はこの辺で失礼します。

2014年1月3日金曜日

【ブログ1周年記念】 2014年つくもたん福袋IYH祭記事 【WD Red 4TBベンチ掲載】

このブログ,書き始めて1周年なんですね.さっき(2014年1月3日23時)気が付きました!危ない.

今年も新年の
―つくもたん福袋 IYH祭―
で福を招き入れました!それでは2014年1月2日つくもたん福袋の戦果は...



こんな感じになりましたよ!今回は秋葉原に10過ぎに到着し,我ながら早起きできたことに満足です. ツクモ本店でWD Red 4TBである「WD40EFRX」を頂き,ツクモexでWD Green 2TB「WD20EZRX」を買ってつくもたん福袋2個頂きました.中身は...写真撮り忘れちゃった.気が向いたら追記するかも知れません.



私,WD Redは初めてでして,何がすごいのか知らずに買ったので,事後処理としてWD Redのアドバンテージをググってみました.その所...
WD RedはNAS機器に最適化されたファームウェア,電力調節機能を持ち,WD Greenよりもやや高温下での動作を保障しているそうです.いわば信頼性を高めた堅牢なデータストレージだと.
熱のこもりやすいNASケースでの動作まで考えられた逸品だそうです.メインマシンに増設しました(NASではないです...w



あら,使用ケースであるCorsair 400RのHDDベイが満車でございます!【大入り御礼!】
しかもCROSSHAIR V FORMULAのSATAコネクタも満杯でございます!
これは,今後eSATAやUSB3.0に増設するか,SATA増設カードを買わないとだめですね...


§ WD40EFRX CrystalDiskMark におけるベンチ                  
WD40EFRXのベンチをCrystalDiskMarkでとってみました.今回買ったWD20EZRXとの比較です.

WD Red 4TB: WD40EFRX
WD Green 2TB: WD20EZRX

WD Redは全体的に少し遅い感じでしょうか.しかし,動作時の温度はWD Greenの2, 3TB (1TBプラッタ) とほぼ同じぐらいか,1℃低い程度です.省電力低発熱性はありそうです.
WD40EFRXの回転数は以下の通りです.バッファサイズは公称値: 64MBとあります.




WD40EFRXは録画サーバからのデータ倉庫になりそうですが,まだ空です.
そろそろHDDデータの冗長性も考えていかなければならないデータ容量になってきました.RAIDも勉強してやってみようかな.

それでは,今回はここら辺で.良いお年をお祈り申し上げます.

2013年11月21日木曜日

【CPU換装】AMD Sempron X2 190 → AMD Phenom X4 9950 Black Edition

久しぶりの更新となります。長らくPCを弄ってなかったのです。
正しくは、メインマシンのCPU, マザーの両者故障によりそれらの総入れ替えはしてたのですが、まだ記事にはしていません。というのも、メインマシンのCPUは、FX-8150のバーンアウトによりFX-8350に換装の上動作しています。このことは「AMD FX 8コアCPUベンチ」の記事で今後書くかもしれません。

さて、本日は、寄せ集め機のサードマシンCPU換装について書きましょう。

サードマシンはケース・CPU・マザー・メモリ、その他諸々の余剰パーツ群から君臨するAMD省エネPCです。
その主役は…
デデンッ!



その名も誇り高き Sempron X2 190 (2-Core @2.5GHz, TDP: 45W, L2: 512KB x2)。

現行のサードマシンスペックは以下の通り。

【CPU】AMD Sempron X2 190 @2.5GHz

【RAM】DDR2-800 2GB*2枚
【M/B】GA-MA78GPM-DS2H (M-ATX)
【CPUクーラー】Shuriken(手裏剣)リビジョンB
【HDD】WD Blue 160GB (SATA2)
【DVD】なし
【GPU】AMD 780G 内蔵 ATI Radeon HD 3200
【ケース】IN WIN EM Series (M-ATX)
【PSU】恵安 自作本舗 KT-450PS (450W)

この構成から、CPUを



Phenom X4 9950 BE (Quad-Core @2.6GHz, TDP: 125W, L2: 512KB x4, L3: 2MB)

に換装しました。型番は「HD995ZXAJ4BGH」ですので、TDPが140Wから125Wに低下した新しい石です。
CPU換装後、すんなりとOSは立ち上がり、CPUハードウェアのインストールも完了しましたが、CPUクロックを見ると何かおかしい…
P-Staeが…
P-0 2600MHz
P-1 1300MHz
 の2段階ではないか!なぜ?仕様ですか?
何とか2600MHzと1300MHzの間のステートを復活させたい!ということで、次回にPSCheckとK10statを用いた解決策を備忘録として書きたいと思います。

今回はここら辺で失礼します。

2013年8月16日金曜日

【GPUベンチ②】GeForce GTX570 & Radeon HD6750 & Radeon HD6770 ベンチマーク結果

前回、
と称してGeForce 9600GTの購入ついでにベンチをした。

今回は、押し入れにご隠居中のRadeon HD6750 & Radeon HD6770たちと、現役のGeForce GTX570の性能差を知り、暑い猛暑を切り抜ける納涼dGPU(ディスクリートGPU)を考えていきます(※GTX570は80℃超えのあっちっち砂漠なのです)。




§1. ベンチマークの目的                                         

このくそ暑い夏を涼しく乗り切るには、PCからの排熱を削減するのが有効だ。
GeForce GTX570で艦これ、美少女ゲーム()、Twitterをやるには高性能すぎる…
シムシティを始めればなんという熱風だろう。
私はこの夏、Radeon HD6770という切り札を掲げるのだ…




§2. ベンチマーク方法                                          

今回は、以下に示した5つのベンチマークソフトを用いてグラフィック性能を測った。というのも、前回のベンチから今回までに、

PHANTASY STAR ONLINE 2 キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク

の2つがリリースされていたので利用してみた。
  1. PHANTASY STAR ONLINE 2 キャラクタークリエイト体験版
  2. PHANTASY STAR ONLINE 2 キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0
  3. ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク
  4. CINEBENCH R11.5 (64 Bit) Open GL Test
  5. 3DMARK による「ICE STORM」・「CLOUD GATE」・「FIRE STRIKE」の3テスト
PSO2キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0はスコア調整が行われている感じで、スコア基準が初期バージョンとは変わったようです。




§3. ベンチマーク対象ビデオカード                                  

ベンチマークに用いたビデオカードは以下の5枚。GeForce 9600GTとGeForce GT440のデータは前回のベンチ結果を用いている。
  1. GeForce GTX 570 【ZOTAC GeForce GTX570 1280MB DDR5 (ZT-50207-10M)】
  2. Radeon HD 6750 【SAPPHIRE HD6750 1G GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-I/DP】
  3. Radeon HD 6770 【XFX HD-677X-ZMF3】
  4. GeForce 9600GT (TDP: 59W版) 【GeForce 9600GT 512MB DDR3 D/D/VO (PN 288-2N114-000TS)】
  5. GeForce GT 440 【N440GT Twin Frozr Mini 1G】
XFX HD-677X-ZMF3はRadeon HD6770を搭載した1スロット仕様のグラフィックカード。GPUコアクロックは850MHz。メモリはGDDR5 1GBで、メモリクロックは4.8GHz、バス幅は128bit。電源は6ピンコネクタを必要とする標準的な仕様だが、薄型1スロットクーラーのため、M-ATXケースでも使いやすい。私がM-ATXケースをメインマシンとして使っていた時は、上記のRadeon HD6750とこのXFX HD-677X-ZMF3とでCrossfireX構成をしていた。しかし、このXFX HD-677X-ZMF3の難点はやはり冷却性能。OS立ち上げ後のアイドル時でもXFX HD-677X-ZMF3のコア温度は55℃t程度。冷却性と薄型のトレードオフであった。
今回の主役はこのXFX HD-677X-ZMF3。熱い電気喰いGTX570に取って代われるかが目の付け所である。




§4. ベンチマークマシンの構成                                       

ベンチマークを行ったマシンの構成は以下の通り。

【CPU】AMD FX-8150 @4.2GHz(OC)

【RAM】ADATA AX3U1600GC4G9-2G (DDR3 PC3-12800 4GB 2枚組)
【M/B】ASUS M5A97 EVO (ATX, AMD 970 Chipset)
【CPUクーラー】CORSAIR CWCH80
【SSD】Intel SSD 330 120GB
【HDD1】WDC WD10EARX (1TB)
【HDD2】WDC WD20EARX (2TB)
【HDD3】WDC WD30EZRX (3TB)
【DVD】LITEON製DVDドライブ
【VGA】ZOTAC GeForce GTX570 1280MB DDR5
【ケース】Corsair Carbide 400R CC9011011-WW
【PSU】サイズ 剛力短2プラグイン 600W
【サウンドカード】ASUS Xonar DG




§5. PSO2 ベンチマーク結果                                           

PSO2 キャラクタークリエイト体験版およびPSO2 キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0の結果を以下のグラフにまとめた。これらのベンチ環境としては、
  • 描画設定: 簡易設定5
  • NVIDIA® Control PanelおよびAMD Catalyst™ Control Centerにおける3D設定はデフォルトのまま
  • 解像度: 1600x900
とした。
まずはPSO2ベンチ初期バージョンの結果を図5.1に示した。


図5.1 PSO2 キャラクタークリエイト体験版 動作検証結果

PSO2ベンチではスコア1000~5000が並々な動作、スコア5000以上が快適な動作環境とされている。Radeon HD6750 とRadeon HD6770 の差があるが、両者とも並々動作にとどまっている。PSO2のプレイはRadeon HD6750でも画質設定を落としてやれば快適に動作することを確認している。私のような画質を求めるプレイヤーには向かないということだ。GeForce GTX570が発熱とともに1位であった。


図5.2 PSO2キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0 動作検証結果

PSO2ベンチ ver. 2.0 はスコア基準が変わったようで、初期バージョンでは並々評価であったRadeon HD6770が「快適動作」の称号をもらった。Radeon HD6770には一目置いてもよさそうだろうか…。私は本テストのスコア基準を理解していないので、別途検索してほしい。

PSO2で画質に妥協するならば、Radeon HD6770をGeForce GTX570の代用として使えるかもしれない。以上がPSO2ベンチ結果である。



§6. FFXIV-ARR-Bench 結果                                           

ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマークの結果を以下の図6.1、図6.2に示した。
ベンチ環境は、
  • 最高品質設定
  • NVIDIA® Control PanelおよびAMD Catalyst™ Control Centerにおける3D設定はデフォルトのまま
  • 解像度: 1600x900
  • Radeon HD6770はオーバークロック(コアクロック: 850MHz→940MHz)した結果も掲載
とした。
まず、FF XIV-ARRベンチのスコアが図6.1である。


図6.1 ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク: スコア

次の図6.2は、FF XIV-ARRベンチにおける平均フレームレートを表している。


図6.2 ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク: 平均フレームレート

こう見ると、Radeon HD6770が実用的であることが数値的に分かる。実際、ベンチマーク中もRadeon HD6750ではカクついていた場面が、Radeon HD6770では見れるくらいにはヌルヌル動いていた。ミドルクラスのグラボに超ヌルヌル動作を求めるのは酷である。HD6770のOC効果は多少あったが、わざわざリスクを冒すほどでもないと判断した。ちなみに、HD6770はコアクロックOC@950MHzぐらいでフリーズしてブラックアウトした。

HD6770はFF14(最高画質)においては動く最低ラインと私は見た。FF14では、さすがにGeForce GTX570の代用たり得るのは難しいだろうが、実際プレイしたことがないので憶測の域を出ない。



§7. CINEBENCH R11.5 (64bit) OpenGL 結果                      

CINEBENCHの64bit版におけるOpenGLテストの結果である。
ベンチ環境は、
  • NVIDIA® Control PanelおよびAMD Catalyst™ Control Centerにおける3D設定はデフォルトのまま
とした。
以下の図7.1はOpenGLテストの結果を表している。


図7.1 CINEBENCH R11.5 (64bit) におけるOpenGLテスト結果

Radeon GPUの結果を見て驚いた。HD6750とHD6770がGTX570を大きく追い越してかなり高いフレームレートを誇っている。GeForce のコントロールパネルでGTX570の力を制限する設定があったのか?AMD 970 ChipsetとGeForce GTX570との相性が悪かったか?原因は不明である。結果として示しておく。



§8. 3DMARK (2013年版) におけるベンチ結果                        

2013年最新版の「3DMARK」におけるICE STORM・CLOUD GATE・FIRE STRIKEの3つのベンチ結果である。以下の文句は前回のベンチからの再掲である。

ここで、3ベンチの概要をまとめておく。

「ICE STORM」テストは、3DMARK(2013年版)の中で最も軽いテストという位置づけで、内蔵グラフィック搭載のノートPCでの実行を想定しているという。使用される3DエンジンはDirectX 11だが、DirectX 9相当に抑えられておりDirectX 9環境でも実施できるという。
「CLOUD GATE」 テストは、ディスクリートGPU―すなわちモバイル用GPUを搭載したノートPCや、一般に1~2万円台のミドルレンジビデオカードを搭載したデスクトップPC向けとされている。使用される3DエンジンはDirectX 11だが、DirectX 10相当に抑えられておりDirectX 10環境でも実施できるという。
「FIRE STRIKE」 テストは、3DMARK(2013年版)の中で最も高負荷なテストという位置づけである。使用される3DエンジンはDirectX 11で、当エンジンの複雑な処理を盛り込んでいるため、DirectX 11環境でしか実施できないという。
ここで1つ注意書き。GeForce 9600GTはDirectX 10までしか対応していない。よって、FIRE STRIKEテストはDirectX 11専用のため9600GTの測定は行えなかった。

ベンチ環境は、

  • NVIDIA® Control PanelおよびAMD Catalyst™ Control Centerにおける3D設定はデフォルトのまま
  • 解像度: 1600x900
とした。

まず、図8.1はICE STORMテストの結果である。


図8.1 3DMARK - ICE STORMテスト結果

ICE STORMテストでは、HD6770がGTX570に健闘している。このテストは、軽いオンラインゲームや低解像度3Dゲームでどれだけ動くかという指標だろうか。軽い3Dゲームしかやらないのなら今回のベンチは不要。HD6770を使っていればいいのである。しかし、DirectX 9相当ならHD6770も視野に入ってくるということが分かった。

次は、CLOUD GATEテスト結果を示した図8.2である。


図8.2 3DMARK - CLOUD GATEテスト結果

うーむ…。HD6770、グラフィックスコアでGTX570に倍の差をつけられる。このくらいだろうか。このテストは、一般的な3Dゲームを想定しているのだろう。これはあくまでも指標なので、実際にゲームをプレイしてみないと快適さは分からない。数値ではこのくらいと認識しておくことにする。

最後は、かの名高きFIRE STRIKEテストの結果を図8.3に示した。


図8.3 3DMARK - FIRE STRIKEテスト結果

FIRE STRIKEテストはGTX570 1枚では重い。この結果を見ても、HD6770のグラフィック性能はGTX570の半分より少し下であることが分かる。HD6770は「半分より下の性能」というのがよい指標になる。



§9. ベンチ結果まとめ                                  

ベンチ結果をExcelに打ち込んだ表をここに掲載しておきます。いわゆる生データです。クリックして拡大して見てください。

表9.1 ベンチデータまとめ



§10. 総括                                               

私はこのベンチの後、VGAをGeForce GTX570からRadeon HD6770に交換した環境でシムシティなどのゲームをプレイしてみた。CPUはクロックとも変えていない。そしたらどうだろう。HD6770ではグラフィックをかなり妥協しないとシムシティ(2013) がプレイできないことが分かった。GTX570と同じグラフィック設定ではフレームレートが低すぎてストレスがたまる。中画質設定ぐらいでは妥当にプレイができた。あまり高画質高fpsをもとめないならばミドルロークラスのHD6770もありかもしれない。しかし、一度高画質設定で遊んでしまうとなかなか…。

「Radeon HD6770はGeForce GTX570の半分と少し下の性能…」

これが今回の収穫だった。
あと、今回使ってみたこの章分けの書式いい感じ。私は気に入った。ただのアンダーバーです。



それでは今回はこの辺りで失礼します。